『世界侵略:ロサンゼルス決戦』/2011/監督:ジョナサン・リーベスマン/米/カラー/2012.1.29記 ----------------------------------------------------------------------- よく「宇宙人が強くない」「ドラマが無く脚本が弱い」などのツッコミ意見を目にする本作ですが…… そんな野暮は言いっこ無し、と申し上げたい! 例えばアイドル映画は、何よりそのアイドルを光らせる映像を撮る事が目的ですよね。それと同じベクトル、「俺たちの米軍の活躍を撮りたい!」という思いで絵を作っていったらこうなったというか。侵略宇宙人のスパイスは『テキサス・チェーンソービギニング』はじめ、作品に趣味が滲み出てるジョナサン・リーベスマン監督の仕業でしょうかね。 細菌、コンピューターウイルス、音等々、侵略宇宙人ものといえば、人類が逆転の鍵になる“宇宙人の弱点”を見つけて大反撃するのが定石です。しかし本作は、効果的にダメージを与える為の弱点探しはするものの、基本的には真っ向から宇宙人と戦ってついには打ち勝つという、なんだか爽やかさすら感じる堂々正面突破の手を打ちます。This is 米軍、退却NO! 「ウチはそんな小難しい料理はできねぇけんど、まぁまぁ食いねェ」と、ミリタリーなドンパチを大盤振る舞いしてくれるスタッフのこの心意気! ならばそれを受け止めて、ごちゃごちゃ言わずにひたすら描かれる真っ向勝負の戦闘シーンを味わおうじゃありませんか!ロサンゼルスでブラックホーク・ダウンしたい! それでええじゃないかええじゃないか! その戦闘シーンに特化した割り切った構成、各シーンのシチュエーションは、北米を中心に人気のミリタリーFPSゲームにも影響を受けているように感じました。数々の戦争映画はFPSゲームに影響を与え続けてきましたが、ここである種の逆転現象が起こっているのが面白いですね。 ちなみに本作が好きな方にはコールオブデューティーのモダン・ウォーフェアシリーズがオススメ。 類似の戦闘シチュエーションも多くありますし、音楽はハンス・ジマーはじめ錚々たるメンバーが担当しています。(3は本作と同じく、ブライアン・タイラーが音楽を担当!) おまけ:最強姐御、ミシェル・ロドリゲスも大活躍で満足ですね! おお、「生き残ったのは美人だからじゃない」の言葉通りに、「サノバビ○チ!」と罵りながら、エイリアンを蹴たぐるその雄姿よ……! ----------------------------------------------------------------------- 記:マツ |
2012年2月1日水曜日
映画 『世界侵略:ロサンゼルス決戦』 へいお待ち、侵略宇宙人定食バトル大盛り!
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