『ダーク・シャドウ』/2012/監督:ティム・バートン/米/カラー/2012.6.03記 ----------------------------------------------------------------------- たまには新しい作品でも。 「わぁ……もう、「ティム・バートン」と白塗り「ジョニー・デップ」、「ダニー・エルフマン」の音楽が流れて、なんかしらの役で「ヘレナ・ボナム・カーター」が出るパターン飽きたわ~。チャリチョコあたりで飽きたわ~」 ※チャリチョコ=『チャーリーとチョコレート工場(2005)』 と、自分の顔がミサワになるのを感じながら思ったというのが公開を知ったときの率直な感想。 それでも一応「ティム・バートン」作品はおさえておこうという感じで期待しないで観にいったのですが、これが以外にもドハマリ! はっきり言って物語の構造としては今までの「ティム・バートン」作品の焼き直し感は否めないし、登場人物の描き方がちょっと薄味な気もしましたが(特にヒロイン)、70年代のアメリカ、ヴァンパイアや魔女の組み合わせが自分の趣味に完全に合致。あんまりにも自分の好きな要素ばかりなんで卑怯だ!とすら思いましたw。 「ジョニー・デップ」の手の演技は「ベラ・ルゴシ」あたりを参考にしたのだろうか?『エド・ウッド』での勉強がこんなところで役にたったとしたらそれもまた面白いめぐり合わせですよね。 ところで自分は以前EAから出ていた『SIMS2』というゲームにハマっていたんですが、そのゲームではレトロな田舎町の中で自分の作ったキャラクターを住まわせて自由に生活させるというもので、自分はこの映画のような街並みの中にまさにヴァンパイアのキャラを操作してパーティーを開いたりしてゲームの世界を満喫していたものです。そんなわけで映画の良し悪しはしばらく冷静に判断できないですが、最高に楽しめました。 コメディとして売り出していた気がしたんですが、間違ってはいないけど正直結構シリアスだったりバイオレンスな部分も多少あり、なんかその歪でどう括って良いかわからない感じも好み。親族以外は割りと殺すなぁ・・・とか。 あと直近のティム・バートン作品。具体的には『チャーリーとチョコレート工場(2005)』、『スウィーニー・トッド』、『アリス・イン・ワンダーランド』は、どれも自分が既にオリジナルを知っているせいで、あまり新鮮味がなかった。それに対して、今回の『ダーク・シャドウ』は全く知らなかった昔のアメリカドラマがベースになっていたのもまたよかったのかも。 ※今作『ダーク・シャドウ』は60年代の米昼ドラのリメイク映画化 そうそう、不良娘のキャロリン役の子は『キック・アス』のヒット・ガール役を好演していた「クロエ・グレース・モレッツ」で、素敵な成長の仕方をしていて本当これからもがんばって欲しいです。 ----------------------------------------------------------------------- 記:ツン |
2012年6月25日月曜日
映画 『ダーク・シャドウ』 僕の愛した風景
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