2012年3月1日木曜日

【映画】 「第84回アカデミー賞」各ライターの感想 ※合同記事



「第84回アカデミー賞」各ライターの感想

2012アカデミー賞受賞式が日本時刻2月27日(月)に行われました。今年度作品賞はモノクロ&サイレントの『アーティスト』。対抗馬も『ヒューゴの不思議な発明』と、映画黎明期が舞台の作品がしのぎを削りました。さて「シネマノスタルジア」映画ライターの皆さんは今年度の賞レースにどのような感想を抱いたのでしょうか。
※当原稿はあえて授賞式前日に書いてもらいました。


01 ヒロト

 記事が出る頃には賞も決まっているでしょうけど、私的気になったものをいくつか。作品賞ノミネート作品の中では、『アーティスト』が一番インパクトありますね。厳密にはサイレント映画とは言い切れないそうですが、この時代でモノクロとサイレントに近いものを扱うというのは凄い。普通に考えたらバックがGOサイン出さない。つまりそれだけ中身で勝負できる骨太な作品だって事です。寝ちゃう自身あるけど、見に行きたいですね。『ヒューゴの不思議な発明』はSF映画の父、トリック映画の父「ジョルジュ・メリエス」を扱っている映画だけあって興味はあります。ただ、「マーティン・スコセッシ」作品は肌に合わないものが多いのも事実。そのうえ、どちらかというとファミリー向け仕様。さらに眼鏡人の大敵、3D映画。悩ましい。『ツリー・オブ・ライフ』は2011年夏に観たけど、あれは色々と凄かった。正否両方で(笑)。凄いけど、もう一度見る気力は無いなぁ。主演男優賞で「ゲイリー・オールドマン」が居るのがビックリ。私的には助演男優賞常連なイメージだったので。主演女優賞は「グレン・クローズ」を応援したい。ドラマ『DAMAGES』のファンなので。今作の『アルバート・ノッブス』も19世紀ダブリンの男装執事の物語と興味深い。全体的には、去年より地味と感じる。でも去年の作品賞『英国王のスピーチ』は実にがっかり作品だったので、『アーティスト』に期待したいね。あと、去年も『インセプション』で逃し、『J・エドガー』でも逃した「ディカプリオ」に愛の手を差し伸べてください。


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02 ツン

 作品賞ノミネート作品では『ミッドナイト・イン・パリ』が見たいですね。ウディ・アレン映画が好きだから。『ミッドナイト・イン・パリ』以外だと『アーティスト』がみたいですね。映画製作ネタ映画好きなのです。『ファミリー・ツリー』でノミネートされている「アレクサンダーペイン」監督だけど、彼のフィルモグラフィーを見て、『ハイスクール白書/優等生ギャルに気をつけろ!』っていうのがあって。この原題考えた奴、最低のセンスだなと思いました。しかも調べてみたら、結構面白そうな映画だったし! 今度借りてみよっかな。アカデミー賞2012全体に対しては、割と興味薄いです。大体において自分の好きな傾向のものはこういう権威と縁遠いものが多いし、日本的にはまだ公開されてない作品も多いのであんまり賞レース予想の楽しみが持てなかったりもするので。

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03 うづき

 今回のアカデミー賞で一番気になったのは『アーティスト』。白黒&サイレントということで何となく惹かれただけですが、その「何となく」が大事だと思います。やはり第一印象は重要ですね。他のノミネート作品では『ヒューゴの不思議な発明』が冒険ファンタジーなので観てみたい……。しかし、3D作品ということで少し敬遠。あまり3Dに興味が湧かないのは僕だけでしょうか。主演男優賞ノミネートの「ジャン・デュジャルダン」もどこか愛嬌のある顔つきで好感が持てますね。彼の表情も『アーティスト』に惹かれた理由の一つです。「ゲイリー・オールドマン」も久し振りに名前を聞いた気がするが、彼の渋さも健在のようで安心です。ただ、今回のアカデミー賞では「家族」をイメージさせる作品が多かったように感じます。何だか「似たり寄ったり」と思ってしまうのが少し残念な結果でした。

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04 御花畑るん

 作品賞ノミネート作品では『アーティスト』が気になります。サイレント映画やその当時の世界って非常に好きなので観てみたいですね。現代の視点で撮られたサイレントという部分も手法として気になるポイントです。1920年代を舞台としているということで『ミッドナイト・イン・パリ』も気になりますね。脚本賞取得しており、このジャンルの映画を余り見る機会が無いのでいいきっかけになるかなあと。新作を見ることが少ないのでこうやって記事を書くにあたっていろいろな映画のタイトルが目に入ったので、偏食しないで気になるものから色々観ていきたいと思います。

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05 ドーガマン
 作品賞ノミネート作品で観たいと思う作品は『戦火の馬』。「スティーブン・スピルバーグ」はやっぱりハズレなしだと思います。他には「ウッディ・アレン」。彼の事といえば『ボギー!俺も男だ』をVHSの頃レンタルで借りて何回も見たなあ。やはり脚本賞、アカデミーノミネート最多記録は伊達じゃないですね。

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06 みじゅ
 アカデミー賞2012関係は自分でも吃驚するくらい興味を引かれない、というか映画館で予告観ていて「あ、これ観たい」と感じた作品が一本も無かったのでノーコメントです。強いて言うならブラピのヒゲが気になります。面白い形に伸ばしてるなぁ。

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07 matsu

 うーん。今年度アカデミー賞にノミネートされた作品を眺めていると、やっぱり僕が好きそうなアクションとかSFとか、所謂「男子の大好物」みたいなのはないですねー。 昨年、一昨年あたりは食指が動く作品もぼちぼちあったのですが。作品賞ノミネートの作品の中から一つ選ぶとするなら、スピルバーグの『戦火の馬』を。『プライベート・ライアン」で、あれだけの戦闘シーンを描いてくれましたから、今度はなんぼのもんじゃい、とつい期待してしまいます。第一次世界大戦ではライフル銃の進歩によって、騎兵が無力化されてしまったという歴史があるんですよね……(え、作品テーマ的な事? 他の人に任せた!)。その他のノミネートでは……。「ケネス・ブラナー」が気になります。まぁこれは、アカデミー賞ノミネートだから、というよりは彼が此の頃関わった作品、出演では『ワルキューレ』『パイレーツ・ロック』、監督としては『マイティ・ソー』(アメコミ映画の監督やるなんてねぇ!)が、どれも個人的な当たりだったので気になるといった所です。英国のシェイクスピア俳優の大家を、後に同じ立場の人が演じるなんて、なんだか歴史やら運命やら、僕ら凡人には縁の無い単語が並びそうなロマンも感じますネェ。


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08 【ゆとり王】

 作品賞ノミネートの中では、『ヒューゴの不思議な発明』が見たいです。3Dで体験するというのは視聴体験として、たいへん目が疲れます。ですが、面白いと思うので積極的に見ておきたいのです。その他では、『マネーボール』。スポーツなどを取り上げて成長していくという作品は、基本的にそこまで失敗しないと思うので、気になります。また、『裏切りのサーカス』も気になる。スパイ映画はいろいろな心理描写があってこそだと思いますし、アクションを廃したという事なので、ぜひ見に行ってみたいと思います。全体的に、なかなかアカデミー賞を気にしないので。こうやって頻繁にコメント等を見て、作品を判断するという機会がなかったので、今回をきっかけに幾らかは参考にしていきたいと思います。

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記:ヒロト/ツン/うづき/るん/ドーガマン/みじゅ/マツ/ゆとり王


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